都市史研究会 | とらっど3

当会および当サイトについて

当会について

 都市史研究会は時代やジャンルをこえた都市史研究者の交流の場となることをめざして発足されたものです。1980年から続けられていた「『正宝事録』を読む会」と1989〜1990年に刊行された『日本都市史入門』全3巻(東京大学出版会)の準備会とを直接の母体として、建築史と文献史の有志によって活動が開始され、これまで25年間にわたり研究活動を継続してきました。
 このたび2014年12月に都市史学会が設立され、本研究会は都市史学会に合流するかたちで、発展的に改組される運びとなりました。都市史学会は、都市史に関心を持つ多くのみなさまにとってのプラットフォームとなるべく組織された学会となります。学会概要や大会情報、入会などにつきましては都市史学会ホームページ(http://suth.jp/)をご覧ください。
 なお都市史研究会として活動しておりました小研究会は、ひきつづき活動をつづけてまいります。今後ともみなさまのご支援をお願い申し上げます。

本サイトについて

 このサイトは2006年に下記を目的とし「都市史研究センター」として開設されたウェブサイト(旧ウェブサイト)の内容をひきつぎ、これまでの活動と最新の情報をお伝えするために運営してまいりました。

 -科学研究費補助金による共同研究の成果をいち早く公開し、これを広く共有する
 -日本における都市史研究に関する研究動向を的確にフォローし、その情報を共有する
 -日本における都市史研究の成果を海外に発信する
 -海外の都市史に関する研究成果をスムーズに共有する

 都市史研究会の改組にあたり2014年7月3日をもって当サイトの更新は終了しております。皆さまから多大なご支援をいただきましたことを改めて御礼申し上げます。
 なお、これまでの研究会の活動をたどるアーカイブとして、本サイトの公開はつづけさせていただきます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

『年報 都市史研究』21号刊行のお知らせ

『年報 都市史研究』21号(山川出版社)を2014年4月に刊行いたしました。

本号では、2012年12月に行われましたシンポジウム「沼地と都市」(都市史研究会+とらっど3主催)を特集として収録し、論文・研究ノート・書評・新刊紹介などを掲載しております。

なお2013年12月14日都市史学会が設立され、これにともない都市史研究会は、都市史学会に合流するかたちで発展的に改組されることとなりました。
そのため従来のかたちでの刊行は本号が最後となり、次号以降はあらたな編集体制のもと都市史学会の会報としてみなさまにお届けするかたちとなります。

都市史学会については学会HPこちらにて学会概要、大会、入会手続きなどを掲載しております。
こちらも是非あわせてご覧いただけますと幸いです。

どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

本号目次およびバックナンバーについてはこちら

ワークショップ開催のご案内(会場変更)

来る10月19日(土)に小谷汪之氏をお招きしワークショップを開催いたします。
※教室が変更となりましたので、ご注意ください。(建物は同じです。当日は表玄関にてご案内いたします。)

最近のお仕事を中心に多くを学ばせていただこうという、盛りだくさんの贅沢な企画となっています。今回は都市史という文脈ではなく、小谷氏のインド社会論、文化史論に重点が置かれます。多くのご参加を御願いします。

  • 日時 2013年10月19日(土) 午前10時00分~18時00分
  • 会場 東京大学 法文二号館 第3会議室 教員談話室アーケイドから事務室入口に入り、階段で3階へ。右上方左奥。 法文2号館アーケイドから事務室入口に入り、階段で中2階へキャンパスマップ

Ⅰ部 小谷汪之氏による講義 ― 10時~12時

  • 「インド中世・近世社会の構造と動態 ―「世襲的家職・家産体制」論」小谷汪之氏

Ⅱ部 ワーク・ショップ「インド社会・文化史論」 ― 13時30分〜18時

  • セッション1: インド社会論を学ぶ ―『インド社会・文化史論―「伝統」社会から植民地的近代へ』を読む
  • 報告1「『インド社会・文化史論』からインドの植民地化を考える」小川道大氏(インド史・人間文化研究機構/東京大学)
  • 報告2「都市類型論を考える」吉田伸之氏(日本近世史・東大名誉教授)
  • リプライと質疑
  • セッション2: インド文化論を学ぶ―『罪の文化:インド史の底流』を読む
  • 報告3「小谷先生の『罪の文化』を読む」永ノ尾信悟氏(インド哲学・東大名誉教授)
  • 報告4「人類学から穢れ論を考える」小田亮氏(社会人類学・首都大学東京)
  • リプライと質疑

茶菓子・コーヒー、レジュメ代として500円を頂戴します。終了後、本郷三丁目界隈で懇親会を予定していますので、こちらもふるってご参加ください。

ニューズレター74号(改訂版)

ニューズレター74号(改訂版)を発行いたしました。

本号ではまず、本号では7月に行われました第77回都市史研究会例会についてのご報告と、6月と7月の計2回にわたり開催されました合同沼地研究会についてお届けいたします。また10月に予定しておりますワークショップのお知らせに加え、本研究会の活動に深く関わる成果が出版されましたのでご紹介させていただきます。

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これまでのバックナンバーもこちらからダウンロードできます

第6回 合同沼地研究会のお知らせ(都市史研共催)

来る7月26日(金)に第6回合同沼地研究会(代表:東京大学 伊藤毅)を都市史研究会との共催にて開催いたします。

前回に引き続き沼地研究会に参加していただいている西洋史のお二方から研究報告をいただきます。坂野正則氏は近世フランス史、勝田俊輔氏はアイルランド近代史をご専門にされています。みなさまふるってご参集くださいますようよろしくお願いいたします。

伊藤研究室における沼地研究会の活動については伊藤研HPをご参照ください。

  • 日時 2013年7月26日(金)午後6時~9時頃
  • 会場 東京大学 工学部一号館 3F建築会議室(正面右手の入口入る。階段を上り、右手廊下突き当たりを左奥へ。)キャンパスマップ
  • 報告者1:坂野正則氏
  • 報告タイトル:「ミディ運河建設の人物誌研究―イタリア・コネクションとナント王令体制を中心に」
  • 報告者2:勝田俊輔氏
  • 報告タイトル:「19世紀初めのダブリンにおけるカトリックの埋葬―信仰と権力の交錯」

第77回都市史研究会例会のお知らせ

来る7月22日(月)に第77回都市史研究会例会を開催いたします。

今回は吉田伸之著『伝統都市・江戸』(東京大学出版会、2012年6月刊)をとりあげ、下記の要領で書評会を行います。多くの皆様のご参集をお願いいたします。東大出版会 本書紹介ページ

  • 日時 2013年7月22日(月) 午後6時30分~8時30分
  • 会場 東京大学 工学部一号館 3F建築会議室 キャンパスマップ
  • 評者1:小松愛子氏(東京大学・埋蔵文化財調査室)
  • 評者2:竹ノ内雅人氏(東京大学・日本史学研究室)
  • リプライ:吉田伸之氏

第5回合同沼地研究会開催のご案内

来る6月20日(水)に第5回合同沼地研究会(代表:東京大学 伊藤毅)を都市史研究会との共催にて開催いたします。

今回は沼地研究会に参加していただいている西洋史のお二方から研究報告をいただきます。田付秋子氏は初期中世アイルランド史、藤崎衛氏はローマ教皇史をご専門にされています。みなさまふるってご参集くださいますようよろしくお願いいたします。

伊藤研究室における沼地研究会の活動については伊藤研HPをご参照ください。

  • 日時 2013年6月20日(木) 午後5時~8時頃 午後6時~9時頃
  •    ※時間変更となりましたのでご注意ください。

  • 会場 東京大学 工学部一号館 3F建築会議室(正面右手の入口入る。階段を上り、右手廊下突き当たりを左奥へ。)キャンパスマップ
  • 報告者1:田付秋子氏
  • 報告タイトル:「古アイルランド法からみる中世初期アイルランド社会」
  • 報告者2:藤崎衛氏
  • 報告タイトル:「中世ローマの都市空間―13世紀まで」

ニューズレター73号

ニューズレター73号を発行いたしました。

本号ではまず、7年間にわたり活動をつづけてまいりました「とらっど3」を代表して吉田伸之・伊藤毅両氏からご挨拶を申し上げます。また、2012年12月に開催された都市史シンポジウムおよび国際シンポジウムと、2013年2月に行われました第76回都市史研究会例会についてお伝えいたします。新刊紹介では『年報都市史研究』20号のご紹介、巻末には松田法子氏によるエッセイをお届けいたします。

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『年報 都市史研究』20号刊行のお知らせ

『年報 都市史研究』20号(山川出版社)を2013年3月に刊行いたしました。

本号では、2011年12月に行われましたシンポジウム「危機と都市」(都市史研究会+とらっど3主催)を特集として収録し、論文・研究ノート・書評・新刊紹介などのほか、都市史周辺の興味深い話題についてとりあげる「クロスロード(都市史の交差点)」というコーナーを新設し掲載しております。ぜひご一読いただけると幸いです。

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第76回都市史研究会例会のご案内

来る2月15日に第76回都市史研究会例会を開催いたします。ふるってご参集くださいますようよろしくお願いいたします。

2013年最初の研究例会です。今回は、飯田市歴史研究所の竹ノ内雅人氏が久しぶりに江戸を舞台とする研究報告を行います。多くの皆様のご参集をお願いいたします。

  • 日時 2013年2月15日(金) 午後6時~8時半
  • 会場 東京大学文学部 第3会議室
    (法文2号館アーケイドから文学部事務室入り口入る。事務室の横を通り、階段上3階左奥)キャンパスマップ
  • 報告者:竹ノ内雅人氏(飯田市歴史研究所研究員)
  • 報告タイトル:「江戸市中における「道場」の展開」
  • 報告要旨:
    これまで、天保改革期に幕府が江戸町方に居住する宗教者を統制してきたことについて、先行研究により明らかにされている。だが、幕府がこうした統制を行うほど展開していた町方の宗教者に関する状況については十分検討されていない。本報告では宗教者たちが活動の拠点としていた市中の「道場」を中心にして、その実態について明らかにしたい。

終了後、報告者を囲んで懇親したいと存じますのでご予定下さい。