当会について
都市史研究会は都市史を対象とした研究組織です。日本近世史および日本建築史研究者の研究交流を母体として1990年に設立され、多様な専門領域の研究者の交流基盤として活動を継続してきました。日本都市史を問わず、時代や地域を超えて、広く都市史に関心をお持ちの方はどなたでも都市史研究会の事業活動に参加できます。下記の研究会など、企画日程などの連絡をご希望の方へは、e-mailにて予定の通知をしております。
主な活動
- 研究例会
- 年4~5回開催、研究報告や都市史に関する書評などを行なっています。初回:1990年6月。
例会の要旨はニューズレター『都市史研究』を通じて報告いたします。 - シンポジウム
- 例年秋〜冬に二日間のシンポジウムを開催します。成果は『年報都市史研究』に収録します。
- 小研究会
- 基礎共同研究として、主題や史料に分かれた小研究会を開催中です(現在活動中の小研究会の一部をこちらでご紹介しています)。
- 史料調査
- 日本近世都市に関する史料調査を随時実施しています。
- ラウンドテーブル
- 一人の報告者の研究報告を軸に1・2本の関連報告あるいはコメントを組み合わせ、3〜4時間程度の時間枠で、当該のテーマを検討・吟味・討議する比較的小規模な研究集会です。
- ワークショップ
- 一般公開型の1・2回限りのゼミナール兼講義。講演者のレクチャーを軸にした、若手研究者や院生・学生の参加者との研究交流の場とします。
- “ラウンドテーブル&ワークショップ”
- 都市史研究会(とらっど3〜)では、上記の2イベントを丸1日から2日間の連続行事として企画し、一人の研究者を招いて集中的に学習・討論する場にすることを試みています。2006年より実施。
つながり
- 飯田市歴史研究所 IIHR との連携
- 歴史学と建築史学の二つを研究の柱として長野県飯田・下伊那の地域史研究を行う飯田市歴史研究所(The Iida City Institute of Hisotrical Research: IIHR、長野県飯田市)は、都市史研究会(とらっど3)の研究活動と密接に関連して活動しています。IIHR の重要な研究課題である飯田・下伊那における都市性(城下町飯田や小都市などの性格)の特質解明は都市史研究会の研究戦略と大筋で合致するため、IIHR 研究員との研究交流は自治体における地域特性解明にも資する点を含めて都市史研究会の重要な活動領域となっています。
- 国内史料サイトリンク
- 各都道府県で史料を所蔵・公開している施設をリスト化しています。
関係する科学研究費補助金
- 前近代・巨大都市の社会構造に関する総合的研究
研究代表者=吉田伸之〔総合研究(A)1992–2004〕 - 日本型伝統都市の社会=空間構造に関する基盤的研究
研究代表者=吉田伸之〔基盤研究(A)1997–2000〕 - 伝統都市の社会=空間構造と諸類型に関する基礎的研究
研究代表者=吉田伸之〔基盤研究(A)(2)2001–2004〕 - 16–19世紀、伝統都市の分節的な社会=空間構造に関する比較類型論的研究
研究代表者=吉田伸之〔基盤研究(S)2006–2010〕 - 都市イデアの生成と変容に関する空間論的研究
研究代表者=伊藤毅〔基盤研究(A)2006–2008〕 - 都市インフラストラクチャーの史的比較研究
研究代表者=伊藤毅〔基盤研究(A)2009–2012〕
このサイトについて
このサイトは2006年に下記を目的とし「都市史研究センター」として開設されたウェブサイト(旧ウェブサイト)の内容をひきつぎ、これまでの活動と最新の情報をお伝えするために運営されているものです。
- 科学研究費補助金による共同研究の成果をいち早く公開し、これを広く共有する
- 日本における都市史研究に関する研究動向を的確にフォローし、その情報を共有する
- 日本における都市史研究の成果を海外に発信する
- 海外の都市史に関する研究成果をスムーズに共有する
都市史研究会の活動および当サイトに関する御連絡は下記までお寄せください。
- 都市史研究センター事務局
- 〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院工学系研究科 建築学専攻 伊藤研究室気付 都市史研究センター
メール:tradcities [at] gmail.com